鉄への挑戦

毎回色々な事に挑戦していますが、以前からやってみたかった木以外への漆塗りを試しています

素材は鉄（ステンレス）です！鉄やガラスには漆がうまく密着せず、剥離しやすいと聞いていましたが、取り合えず実際に自分でやってみなければ分からないので、丁度良い機会もあり、やってみる事にしました
特に特殊な加工とかしていない、つるつる状態のステンレスに刷毛で普段使用している漆を塗ってみました。

木ではないので、吸い込みや、素材のくるい、表面の凹凸とかは気にする必用もありませんので、とくに下地処理せずに４回塗りで最後に磨きをかけて仕上げてみました。
ちなみに、鉄へ漆を塗る場合は、表面をざらざらに粗くして焼付けするといいらしいと聞いたのですが、今回はそのままの状態と、＃６０のペーパーで研いた面とで通常の塗りで比較し、実験してみました。


○塗り前　（上半分＝未処理　下半分＝研ぎ面）


○仕上り状態

結果、研がない面と研いだ面とでは、外観上は変わりありませんでした。
気になる密着性については、こすってみたりしても剥離はしませんが、まだよく分かりませんので、更に密着性に対する検証を行っていきたいと思います